渋谷ハロウィンへの想いを語ります

ハッピーハロウィン!!!!
皆さんおはようございます!!
NEXUSFOREVER(以下NEXUS)のチームリーダーをさせて頂いてますスラウザー(写真中央)です。
今年もハロウィンの日がやってきましたね!NEXUSは一昨年から渋谷ハロウィン(以下 渋ハロ)で仮装によるゴミ拾いイベントを行っています。去年は60人以上の方に集まっていただき、大いに盛り上がりました。しかし、今年は新型コロナウィルスの感染リスクによる渋谷区の自粛要請に伴い、悔しいながら中止に。私にとっての渋谷ハロウィンは特別なものであり、今回はこの記事で渋ハロについての想いや、3年前から見た渋ハロの印象や変化を語らせて頂きます。


渋谷ハロウィンは良くも悪くも毎年ニュースで大きく取り上げられます。渋谷駅周辺は毎年進むのも困難なくらい、仮装をする人々で溢れます。すごく街がにぎわうんですけど、それにより起きる問題も多数あります。
その一つがごみ問題。やってきた人がお酒を飲んで、騒いでゴミを捨てていくというニュースが流れ、世間を騒がせていますね。
そこで区も警備の人を沢山配置したり、ハロウィンの時間帯はお酒の販売を停止したりして、対策をこうじてきました。去年とかはその対策費に区が一億円を投じるなどして話題になりました。
そこでよく疑問に思う人から寄せられるのは、「なぜ中止にしないのか」だと思います。
それは渋ハロはイベントのようでイベントではないからです。これだけだと意味わからないですよね(汗)
つまり渋ハロは主催者がいない、仮装を楽しむ人々が自由に集まる。あくまで自然発生的に人が集まるだけなのですが、その規模があまりにも大きくてイベントのような印象がある。でも主催者がいるわけではないので中止ってことができないんです。
やるなら渋谷そのものを閉鎖するしかない。これは中々難しいですよね。
その数なんと100万人!自然発生的に100万人って多分渋谷だけなんじゃないですかね?
イベントではないのに集まってしまう。イベントではないために来場者を管理することができない。それゆえに羽目を外しすぎる人が出てしまったり、ポイ捨てする人が出てしまったったりして毎年問題が起きてしまうのです。やはり、世間から見た渋ハロの印象は明らかに悪い。でも中止にできないなら、その流れを利用してよい循環を起こしていきたい。
それが我々が主催しているごみ拾いイベントにも繋がってきます。
ここまでだと渋谷ハロウィンいいとこないじゃんと思うかもしれませんが、注目してほしいのは人が日本一集まる渋谷の性質と話題性です。自然に100万人集まるなんて渋谷くらいです。
実際ハロウィンなどではマナーの悪い人たちばかりが目立ってしまい、それに続く形でポイ捨てが広がる。誰かがやってるからいいやって思っちゃう人が多いんですよね。
しかし、普段渋谷に訪れたり、渋ハロを楽しんだりする人たちには当然マナーのいい人たちもたくさんいると思います。そういう人たちとともに良いことに取り組む風潮を作って、それを発信していけたならば、渋谷ハロウィンだけでなく、渋谷や全国のポイ捨て問題にも貢献できるんじゃないかと思っています。


そもそも僕がリアルライフヒーローを始めたきっかけが三年前の渋谷ハロウィンです。
元々ゴミ拾いや児童施設の訪問といったボランティア活動はよくやっていて、3年前に興味本位で渋ハロの清掃に参加しました。その時は今とは違う衣装で参加したのですが、色々と衝撃を受けましたね。
まずは凄いゴミの量に驚いたこと。これはビックリです。3年前なんかは辺り一面ゴミだらけで拾っても拾ってもキリがない。匂いも凄かったです。結局拾いきれずに切り上げることになりました。
そしてやはりハロウィンの特徴である個性的な衣装やマスクの効果は絶大でした。
これはもう今までのボランティア活動と明らかに違うことでした。
シンプルに発信の効果に繋がってこのゴミ問題の現状やボランティア活動をアピールできます。
でもただ見てもらうだけだとなかなか記憶に残らない。でも、コスチュームを着てると人々が面白そうに見てくれるんですよね。
「ありがとう」とか「お疲れ様」という言葉にも楽しさが感じられる。それがやってる僕らとしてもモチベーションになります。僕らがやってる活動を見て楽しんでくれてる人がいる。
それが今のゴミ問題への啓発にも繋がったらいいし、この感じで「ハロウィンって、おかしな人達が集まるけど、いい事してる!」みたいな風潮が広がったら最高だなと思いました。
そして、これを年に1度だけに留めず、いい意味で沢山の人を巻き込みながら活動を継続していけたら、渋ハロだけでなく、ポイ捨てそのものを啓発することにも繋がるんじゃないか。そう考えているうちにワクワクしてきて、スラウザー(上の写真は初期のコスチュームです)が誕生したのです。。
渋ハロが僕にとってのリアルライフヒーローとしての原点になったわけです。


そこから1年間コスチュームでゴミ拾いをしながら、色々な人との出会いや経験をして、2018年の渋ハロではゴミ拾いイベントを企画して大いに盛り上がりました。
2018年は40人くらいが集まって、それはもう圧巻!仮装で騒いで捨てる人もいるかもしれないけど、仮装で楽しみながらマナーを守る人、ゴミを拾う人も沢山いることに感動しました。そしてこのイベントや日々のヒーロー活動は絶対続けなきゃならないと思いました!!
渋ハロを期に、新たな1年が始まる感じです。そこから色々な出会いがあり、それを期に新しい活動が広がっていってると言っても過言じゃないです。チーム内外で一緒に活動してる仲間たちにも、渋ハロで始めて出会ってずっと活動を共にしてる仲間も沢山いますし、渋谷ハロウィンを期にゴミ拾いを継続して行うようになった方も沢山いて、嬉しい限りです。
2018年から2019年にかけて活動のモチベーションは更に加速し続け、2019年の渋谷ハロウィンは大忙しでした。

2019年10月31日は15時から渋谷でずっと活動している仲間達や、なんと大阪から駆けつけてくれた緑の親友と共に、「渋谷クロスFM」にてラジオに生出演させて頂き、渋谷ハロウィンへの想いやその後のゴミ拾いへの意気込みを語りました。
MCの萩本舞さん。ハロウィンバージョンがとても素敵でした。

ラジオの後はそのままゴミ拾いに動き、夕方の渋谷ファイヤー通り、夜間の渋谷センター街とずっとゴミを拾って拾って拾いまくる、
袋がいっぱいになったら当日街に設置されているごみステーションに預ける。それをずっと繰り返していました。深夜は流石に休もうと思っていたんですが、楽しくてずっと拾っていましたね。
実際僕も渋谷ハロウィンという空間にいて、少し頭がおかしくなってたのかもしれません(笑)でも、こういうお祭り気分を社会貢献のモチベーションに活かせるのってとても幸せだなと思います。
そして翌朝の4時。NEXUSにとってのメインイベントが始まります。それが


「アッセンブル渋ハロ〜絆よ集え!ゴミヴィラン殲滅大作戦!!」です。
ありがたいことに2018年を遥かに越える60人以上の参加者が集まりました!!
正に圧巻!渋谷ハロウィンから始まった活動が、継続と出会う人々とのご縁で徐々に大きくなっているのを肌で感じましたね!!
しかも、嬉しいことにゴミが少ない!当日は参加者の方も私もゴミを血眼になって探す程です。毎年の仮装ゴミ拾いボランティアの増加や、区の対策によりポイ捨てそのものも減ったことの両方の成果です。
ハロウィン明けの朝はいつもの渋谷よりも綺麗な状態に!なんかすごく素敵じゃないですか!!
この活動の様子は「Zip」などの各メディアでも紹介され、ハロウィンの良き風潮もアピールできたと思います!!
まだ悪い部分も残っていますが、この調子でいけば、いつかいい部分の方が勝って、渋ハロが渋谷を綺麗な街にする一大イベントになるんじゃないかと思っています!


渋谷ハロウィンはまだ悪い方向に話題が広がってしまいますが、これは「自然に人が集まる」渋谷ならではの特性によるもの。でもこれって上手く利用できれば渋谷の1番のウリなんだと思います。
去年は「ハロウィンを渋谷の誇りに」というキャッチコピーが街中に貼られ、渋ハロのマイナスイメージを打破しようというPRが区によって行われていました。
これだけでなく、3年前と比べると確実に街のゴミは減っています。
ハロウィンに参加してからゴミを拾う人は増えています。
僕も3年連続で渋谷ハロウィンにいますが、夜の人が多くてゴミ拾いができない時間帯も道のゴミは少なくっているし、清掃する朝のゴミは3年前は拾いきれなかったけど、2年前はなんとか綺麗になったかな?って感じ。去年は寧ろ頑張って探してたくらいでした。
だから、普段の渋谷よりもハロウィン明けの方が綺麗なくらいです。
この調子でいい風潮を作っていって、渋谷ハロウィンを本当の「渋谷の誇り」にしたいですね。
いつかマナーを守り、渋谷ハロウィンが個性的な仮装で賑わい、いっぱい街にお金が落ちて、翌朝は1年で1番綺麗。そんな渋ハロを目指していきたいです。
今年は新型コロナウィルスという新たな脅威を前にじっと我慢して、また渋ハロに問題なく行けるようになったら、また渋ハロを通じた沢山の挑戦をしていこうと思います!!

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